この大きな通りが国境。こちら側がパラグアイ、向こう側がブラジル。
朝、8時ごろコンセプシオンの宿を出て、
見つけたPedro Juan Caballero行きのバスに飛び乗る。
4時間半くらいで国境の町、Pedro Juan Caballeroのターミナルに到着。
私もよく知らなかったんだけど、、
この街と、ブラジル側のPonta Poraは、大きな通りを挟んでそれぞれ広がっている。
国境らしい国境はなく、地元の人たちは自由に行き来している。
ということで、タクシーに乗って、両国のイミグレを回って、
それからPonta Pora側のバスターミナルまで行くことに。
途中でブラジル側の銀行にも寄ってもらえるように頼んで、
ちょっと高めの100000グアラニー。
ターミナルからパラグアイ側のイミグレまでは30ブロックくらい。
それからまた25ブロックくらい戻って、ブラジル側のイミグレ。
そこから約3kmくらいのところにブラジル側のバスターミナル。
ということで、、あっちいったりこっちいったり、
まぁ、市バスと徒歩とかでがんばって回ることもできるかもだけど、、
それは、さすがにしんどいので、、タクシーで。。
で、早速、パラグアイ側のイミグレへ!
が、、、シエスタ中。。。
40分くらいの待ち時間があるので、
タクシーの運ちゃんには、一旦、ごはんを食べにいってもらって、
私はのんびりイミグレ前で待ちぼうけ。
もうひとりパラグアイ人の女の人が待ってて、
一緒にいろいろと話をしながら、過ごす。
コンセプシオン出身なんだけど、カンポ・グランジに住んでるという彼女。
「ブラジルは、他国の人たちにもオープンで、
いろんな国の人が暮らしていて、素敵よ。」
と、ブラジルが大好きな様子。
ブラジルの楽しそうな話を聞いて、私の期待も膨らむばかり。
13:30ちょっとすぎ、ようやく開いたイミグレで、
無事はんこをもらって、次はブラジル側イミグレへ。
ブラジル側のイミグレでも、すぐに入国スタンプをもらって、
ついにブラジル入国完了!!!
ノリノリでそのまま銀行のATMへ。
さぁ、お金を下ろすぞ!と思ったら、、機械が故障。。
入れてすぐ抜くタイプの機械なんだけど、、、
そのカードが抜けない、、という非常事態に。。
とりあえず、警備員の人たちに「抜けない!抜けない!」
なんて騒いで伝えてみて、係りの人に見てもらって、、
いろいろやるけど、なかなか抜けず、、、
タクシーの運ちゃん待たせたままだし、、
気持ちばっかり焦るけど、、どうしようもない。。
ポルトガル語、、さっぱりわかんないし、、
とにかく、、辛抱強く待つことに。。。
15分くらいも経ったころ、ようやくカードの救出成功。
とにかく、このATMはやめて、別のATMに行くことに。
向かいにあったHSBCのATMでなんとかブラジルヘアルをGet。
よかったぁ。。。ほんと。。
ようやく、諸々を終えて、バスターミナルへ。
タクシーの運ちゃんのエルミニオともすっかり打ち解けて、
ちょっとだけポルトガル語を教えてもらいつつ、、
無事、14時15分ごろ、バスターミナルに到着。
いやぁ、、長い道のりでした。。ここまで。
すぐにカンポ・グランジ行きのバスチケットを買って、
ちょっとしたスナックを買ったら、バスへ。
にしても、、ポルトガル語、、わかんない。。
言葉が通じないって、こんなに大変なことだったのね。。
すっかりスペイン語に慣れて、旅行する分にはほとんど問題なかったから、
こういう感じって、本当に久しぶりの感覚。
大変だけど、、ちょっと楽しかったりもして、
なんとなく新鮮な気持ちになれる。
バスに乗って走っていると検問ポイント。
警察官がバスの中に乗り込んできて、パスポートチェック。
何人かは外に呼ばれて、荷物をひっくり返してチェック。
バスを降りたあとで見たら、私の荷物もちょっとあけられてました。
カギかけてたから、外についてるものだけだけど。
その長い検問の後、ようやく走り出したバス。
隣のおばちゃんと前の席の女の子がしきりに話しかけてくる。
買い物の帰りだという母娘3人と、ジェスチャーゲーム。。
、、てか、会話にならない会話。苦笑
たまにスペイン語とポルトガル語で同じ単語もあるし、
似てる部分も多いから、話しているうちに少しずつ慣れるかも。
まぁ、、そんなに甘いもんじゃないと思うけど。。
でも、みんなフレンドリーでノリノリだから、
話をしていても、とっても楽しい!
その後、彼女たちは1つ目のターミナルで下車。
ふぅ、、と一息していると、次は2つ前に座ってたおじさんがやってきて、
「英語話す?」と話しかけてきた。
聞くと、12ヶ国語も勉強したというこのおじさん。
英語もスペイン語も話せるということで、スペイン語で会話。
私、、ほんと、英語ができなくなってるかも。。
スペイン語の方がストレスが少ない。。
このおじさんはとにかく別の言葉を話したかったらしく、
さっきの母娘たちが去ったのを見て、いまだ!とやってきたんだとか。笑
そのおじさんも次のターミナルで降りてしまって、
この頃には既に外は真っ暗に。。。
この後は、もうひたすら寝て過ごす。
途中、はっと目を覚ますと、、窓の外に、、
びっくりするくらい満天の星空が広がっていた。
広い広いブラジル。途中の道の周りには建物もなく、
ただひたすら草原が広がっている。
だから、通りを走る車のランプ以外は光がなくって、
空に広がる星たちを綺麗に見て取ることができる。
すごいなー、広いなー、、って実感。
そうこうしているうちに、ようやくカンポ・グランジのターミナルに到着。
すっごくきれいなターミナルなんだけど、、、
どう見てもセントロにあるようには思えない。。。
私が持っているガイドブックには、
ターミナルはセントロにある、、って書いてあって、
降りて、歩いて宿を探せるはずだったんだけど、、
どうもこのきれいすぎるターミナルは町のはずれにある様子。
既に、夜9時半過ぎ。
とりあえずまだ開いてたインフォメーションで、
セントロへの行き方を聞いて、地図をもらって、
いわれたとおり、市バスに乗って、セントロへ向かうことに。
市バスは2.5ヘアルと安い。
けど、、乗り口にある改札みたいなやつは、、
大きな荷物があると通れない。。。
バックパックを下ろして、先にそれを中に入れて、
それから、自分が入らないといけない。。
25キロ近いバックパックを他の乗客に手伝ってもらって、
どうにかバスの中に押し込むと、、次に自分。
うーん、、これはかなりきつい。。
とりあえず、助けてもらったお姉さんに、
たどたどしく「オブリガード」とお礼を言うと、
地図とにらめっこしながら、降りる場所を確認。
ちょっと行きすぎたものの、、セントロで降りて、
ガイドブックで宿の位置に目星をつけて歩き出す。
途中、軽く酔っ払いの兄ちゃんに絡まれたりしたものの、
大きい通りには、人がたくさんいて、
危ない雰囲気は感じられない。
とはいえ、もう夜も10時すぎ、注意しながら、
重い荷物を背負って、、とにかく歩く。
軽く10ブロックは歩いて、ようやく見つけたホテル。
たまたまスペイン語を話せる人がいて、
聞くと、1泊40ヘアル。まぁ、そんなものかな、、とも思ったけど、
「もっと安い宿ってあるの?」と聞いてみると、
親切にも「旧ターミナルの近くにあるよ」と教えてくれた。
最後の力を振り絞って、その宿を目指す。
そして、ようやく到着したのは、ロンプラにも載ってた宿。
シングル25ヘアル。ブラジルにしてはかなり安い方のはず。
部屋も悪くなかったので、ここに決めて、
チェックインを済ませたら、近くのお店でビールとスナック。
いやぁ、、とにかく無事、宿に着けてよかった。。
さぁ、ブラジル、楽しむぞー!!