大自然の中、景色を眺めていると、、心も体も癒される。
朝、起きて準備をして、ガイドのマリオを待つも、、
到着したマリオは浮かない顔。
車をハイヤーして、少し遠くのCiudad de Itasに行きたかったんだけど、
今日は、大統領選挙ってこともあって、車は借りられず、、
その上、、マリオのガイドも時間が読めない、、という。
ここでヘンリックがぐちぐちと文句を言って、、
しまいには、、前向きにいろいろと考えてくれてたマリオが切れ、、
「もう、他のガイドを探してくれ！」と、、険悪な雰囲気に。。
ホント、、このヘンリックには、、正直うんざりしていた私。。
いちいち、文句ばっかり言ってるし、とにかくうっとおしい。
なんか、人を見下してる感じがあって、
相手を理解しようとか、そういう柔軟性がない。
視野が狭いというか、人間が小さいというか、、
とにかく「デンマークは最高」というようなことばっかり言って、
最初は、そういうデンマークのシステムの話も楽しく聞いていたのだけど、、
それ以外の国を見下すような発言があまりに多く、、
自分の考えを押し付けすぎる。。
スペイン語もあんまりわからないくせに、、
自分で自分の解釈をして、、勝手にネガティブ発言を繰り返し、、
しまいには、、ガイドを失ってしまう始末。。
この日は選挙、、だから、ほかにガイドが見つかるでもなく、、
本気でこのちっちぇー男にうんざりしながらも、、
とりあえず、、近くのガイドがいらないという山へ登ることに。
さすがにうんざりして、、「いい加減にしろ」的なことを言うも、、
やつは「でも、だって」と自分を正当化するばかりで、、話にならない。。
もうあきれて話す気にもならず、、自分のペースで山を登る。
ホント、、こんなにいらつく男、初めて会ったかも。
もう、、ここまで来ると、生理的に嫌い。全部嫌い。
完全に切れた私は、やつを無視して、
音楽を聴きながら、、山を登っていく。
水の流れを受けて、変形し、石化した奇妙な形の石たち。
花のような草木。
石や岩や短い草木を掻き分けながら進んでいく。
イライラしていた気持ちも、、
山々を眺めているうちに少しずつ落ち着いていく。
岩には本当にいろんな形の模様が残っていたりして、、
それらをひとつひとつ見ているだけでも、面白い。
何かの足跡？？
ちょっとくらげっぽい。
そして、、ミニ盆栽コーナー。
そうやって山を登ること40分もすると、、
素晴らしい景色が広がっていた。
頂上は次の峰へと緩やかにつながっていて、
意外と広いスペースが広がっていた。
そんなゴツゴツした岩場のあちこちで、
360度ひろがる、美しい景色を眺めたりしながら、
のんびりと山の景色と空気を楽しむ。
ヘンリックが話しかけてくるも、、
やっぱり、くだらない自慢話ばかりで、、
もはや私の耳には入ってこない。。苦笑
距離を置いて、自分でのんびり時間を過ごす。
気持ちの良い陽射しを浴びながら、
岩場に横になって、音楽を聴きながら、
頭上を飛んでいく鳥たちを眺める。
そんなのんびりとした時間を過ごしたら、
また、ゆっくりと山を下っていく。
といっても、、登りも下りも、、道らしい道は見つけられず、、
大きな岩がゴロゴロと転がるところを、、
足場を一歩一歩確認しながら、下りていく。
そんな結構ハードな下りに疲れたら、、
ちょっと一息、、景色を眺めながら、休憩。
やっとトロトロの町が見えてきてからも、、
気を抜かずに、一歩一歩、下っていく。
ガイドが雇えず、、ヘンリックのせいでイライラもしたけど、、
やっぱり山は素晴らしい。。本当に癒されました。
