少しずつ霧が晴れ、その壮大な姿をあらわしたマチュピチュ遺跡。
朝4時過ぎに目を覚まし、身支度を済ませ、
宿を出てすぐのバス乗り場へと向かうと、
まだ5時前だというのに、既にバスを待つ人の列ができていた。
まだ真っ暗な中、冷える空気を吸い込みながら、
5時半始発のバスを待つ。
雨こそ降っていないけれど、暗い中でもわかる霧の濃さ。
「ちゃんと見えるかなぁ?」という少しの不安と、
ついにマチュピチュをこの目で見ることができるんだ!という、
期待と興奮で、、眠いながらもワクワクする。
5時半きっかりに動き出したバスの5台目くらいに乗り込んで、
山の中をくねくねと曲がりながら、遺跡の入り口へ。
上に登っていくにつれ濃く深くなっていく霧。
入り口に着いたころには、10m先はもう真っ白の霧の中。
入り口で入山数制限のあるワイナピチュ登山の番号も無事もらえて、
入場券と学生証を提示して、早速中へ。
真っ白な霧に包まれた歩道を歩いて、見張り小屋へと向かう。
朝、見張り小屋から見る遺跡が良い!と聞いていたので、
まずはここに登ろうと決めていたのだけど、
やっぱり、ここも真っ白な霧で視界がまったくひらけない。
「もしかして、今日はずっと霧がかかって見えないんじゃ・・・」
そんな不安が頭をよぎる。。。
7時から開山されるワイナピチュ登山に備えて、
入り口近くにしかないというトイレ(1ソル)に行って、
もう一度、入り口を通って、ワイナピチュに向かおうと歩き出す。
すると、、さっきまで5mもなかった視界が少しずつ開けていく。
白い霧に明るい朝日が徐々に差しこんでいき、、
その遺跡や周囲の山々が少しずつ姿を表していく。
その幻想的な様子には、、本当に感動。
ワイナピチュへ向かう道をゆっくりゆっくり歩きながら、
その様子に立ち止まって、息をのむ。
なんてすごい景色だろう。。
ひとり感動にふけりながら、、
遺跡を横切って、奥にあるワイナピチュの登山口へと向かっていく。。。