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~旅たび、世界へ!~

Chan Chan。

14~15世紀に繁栄したチムー王国の首都チャンチャンの遺跡。

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いつものレストランでお昼定食にArroz con Mariscos(海鮮ご飯)を食べたら、
宿の前の通りから、コレクティーボに乗り込んでチャンチャン遺跡へ。

 

 

 

チャンチャン遺跡は、チムー王国の遺跡で世界文化遺産にも登録されている。
チムー王国??ってまったく知識がなかったので、、ちょっとお勉強。

 

エンカルタによると・・・

チムー文化 Chimú

 14~15世紀にペルーで繁栄した、インカ文明に先だつ文化。1000年ごろにチムー文化は生まれたといわれ、チムー王国の最盛期にはペルー北部の海岸地域の大部分を支配し、その経済はすぐれた灌漑(かんがい)システムをそなえた農業にささえられていた。現在のトルヒーヨの近くにあった首都チャンチャンは、広さ15km²以上もあり、中心域は高さ9mの城壁にかこまれていた。遺跡の保存状態はたいへんよく、ペルーでもっとも重要な遺跡である。
 16世紀のスペインの学者によると、チムー王国には9人の王が君臨したという。1470年ごろ、最後の王ミンチャン・サマンのときにチムー王国はインカに征服された。チムー文化はモチェ(モチカ)文化とワリ文化の美術・工芸の伝統をうけつぎ、黄金製品、青銅製品に注目すべきものがあり、インカ文明にもそれはつたえられた。


Microsoft(R) Encarta(R) 2008.より。

とのこと。

 

遺跡の近くの通りでポツンと降ろされると、、そこからは歩き。
15分ほど、なんにもない道を歩いていく。
途中で、車に乗せてあげるというおじさんが出現。
お言葉に甘えて、乗せてもらうと、、
「他の遺跡にも回ってあげるし、安くしとくけど、、どう?」と。
でも、別の遺跡はあまり興味がなかったので、断って、いざ、遺跡へ。

学生証を見せて6ソル(通常11ソル)でチケットを買って、早速中へ。
かわいいお魚に案内されながら、迷路のような大きな遺跡を歩いていく。

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ワンチャコに来た次の日から、いつも曇り空で、、
また今日も曇りかぁ、、と思っていたら、、私が遺跡に入った途端、
雲が少しずつ晴れだして、久々に青い空が広がった。
さすが、晴れ女!
調子に乗って、ウキウキ歩いていくと、、
とってもきれいな繰り返し模様のレリーフがあちこちに見られて、

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その保存状態のよさと、ちゃんと整備されたつくりは、
さすが世界遺産に登録されただけのことはあるかも。

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大きなピラミッドがあるわけではないし、、
「うわ~!」っていう感動はないんだけど、、
こうやって、大きな遺跡の道を歩いていると、
古代の世界に想いをはせて、想像力を膨らませて、タイムトリップ。

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こうやって世界中を旅することはできるけど、、
古代の世界を実際に見ることは、できないわけで、、
その古代の世界の空気をこうやって感じることができる遺跡は、
本当に楽しくて、大好き。

そんなタイムトリップを終えて、帰り道もまた歩いて、
コレクティーボが拾える大きな通りまでのんびり。

みんなこの距離でもタクシー使うんだよね。。
歩いてもとっても気持ち良いのに・・・。

で、ついでなので、トルヒーリョまで足を伸ばして、
明日のワラス行きバスチケットを買うことに。

太陽の陽射しを受けたトルヒーリョの街並みは、
色にあふれて、活気があって、とてもきれい。

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そんな町の景色を楽しみつつ、、
バス会社を探して、バスチケットをGet。

Lineaというバス会社で、チケットの種類は3種類。
普通のバスと、ちょっと高級なバス。
高級なバスには、Sofa CamaとSemi Camaという席があって、
ちなみに、、Camaというのはベッドの意味。
私はちょっとリッチにSemi Camaを45ソルで購入。
さすが高級バス、シートが3列で2シートと1シート。
もちろん選んだのは1シート。

一人旅の移動で、何が嫌って、隣に乗ってくる人がわからないこと。
すっごい太った人とか、うっとおしく話しかけて来る人とか、
嫌な人に当たると、、かなりしんどい移動になってしまう。
ま、逆もあるので、楽しいときは楽しいんだけどね。

ペルーでは、シートを選ぶ画面を見てると、
男性・女性もちゃんと色分けされてて、わかるようになってる。
なので、安心して席を選ぶことができる。
値段もそこまで高いわけじゃないし。
レベル高いです。ペルーのバス。(今のところ。)

普通のバスは35ソル。私の買ったSemi Camaは45ソル。10ソルの違い。
3ドルちょっとの違いで、快適を買えるんだったら安いもの。
タクシーを使わずに1~3ドルを節約しながら、歩いたとしても、
こういうところには、お金を使っちゃう。
歳も歳だし、、休息は大事ですから。ね。

ちゃんと用事も終えて、、トルヒーリョの町をのんびり歩いたら、

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またコレクティーボに乗り込んで、ワンチャコへ。
うっすらと雲に覆われたワンチャコの夕暮れ時。
ちょっとだけお散歩して、お気に入りのパン屋さんでパンを買って、
すっかり我が家のようになってる宿へ。

明日で、ここワンチャコともお別れかと思うと、、
やっぱりちょっと寂しいな。。