岩をよじ登って、たどり着いたのは大迫力の氷河。
このままキャンプサイトの近くでのんびり、、、
なんてことも考えたけど、、青空を見ていると、、
やっぱり、じっとしていられない!!
もし、、時間までに帰れなそうだったら、引き返そう。
そう決めて、Glaciar Piedras Blancasへ向かうことに。
Rio Blancoという川沿いにあるトレイル。
トレイルというほど整備されてはいなくて、
道らしき道は川に分断されたり、途絶えたり。
なんとか、それっぽい道を見つけては、、
どんどん川沿いを歩いていく。
ぬかるんだ道、山から染み出してくる小さな小さな小川。
水を跳ねながら、石を飛び跳ねながら、
申し訳程度に渡されたぐらぐら動く木の上を、
ふらふらバランスをとりながら、渡りながら。
歩くこと1時間弱。砂利と大きな岩や石がごろごろした場所に。
道らしき道がないなか、前へ進んでいくと、、
大きな岩がごろごろ連なるその向こうに、氷河の姿が。
ついに見えてきた!!!
・・・だけど、、どうやって超えていくのかね。。。
とにかく、、この岩たちをよじ登って、、
どうにかあの湖までたどり着くしかない。
ここまで来たら、行ってやろうじゃないの。
こわごわと岩と岩を飛び越えたり、
必死に足場を、つかまる場所を探しながら、、
少しずつ、少しずつ、湖に、氷河に近づいていく。
途中、途中、、どうにも進めない場所は、
もう一回もどって、行けそうなところを見つける。
人もあまり来ていなくて、、
これ、、帰れるんだろうか、、なんて思いつつ、、
どうにかあと少しのところまでやってきた。
ついにやった!!!
湖にたどり着き、、ほっと一息。
湖のほとりにいたイギリス人の男の人と話をする。
同じキャンプサイトにいたらしいんだけど、、
私はいまいち覚えていない。。。
そういえば、、よく「また会ったね」なんて言われるんだけど、、
私、、人の顔、、ちゃんと覚えるの苦手なもんで。。。
特に、、欧米人の人たち、、、覚えるの難しい。。。
そういえば、今朝も「ここ数日、あらゆるところで君に会うよ」なんて、
英語で話しかけられたんだけど、、、「え?そうなの??」ってなもんで。。。
向こうからしたら、、あんまりいない東洋人だし、
洋服も帽子も目立つらしいから、、覚えるんだろうけど。。
旅の恥はかきすて、なんていうけど、、
こういうこともあるんだから、変なことはできないなぁ。。
まぁ、、別にしないけど。
もう少し、ゆっくりしたかったけど、、
帰りの時間も迫ってる。。
早々に切り上げて、来た道を帰る。。
はずが、、来たときの岩を覚えてるわけもなく、、
また、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
無理やり岩を降りようとして、、岩に挟まって動けなくなったり。。。
ちょっと戻って、別の道を探せばいいだけのことだったんだけど、、
ほんと、、挟まったときは、、どうしようかと思った。。
どうにか抜け出して、別の道を探して、
そんなことを繰り返しながら、、巨岩エリアを脱出。
また川沿いの道を戻っていく。
途中、違うトレイルに入ってしまって、、
ちょっと迷いそうになったけど、、フィッツロイの姿で方向を確認。
無事、4時すぎにはキャンプサイトに戻って、
最後の休憩。テントで一服。
さぁ、、これからテントをしまって、、町へ。
まだまだ歩くぞー!!
怒涛のトレッキングだぁ。。今日は。