Free and Easy

~旅たび、世界へ!~

馬に蹴られた!!

渓谷を歩く。→馬に蹴られる。+しんどい。→だけど、、楽しい!

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やっぱり朝少しゆっくりに起きて、シャワーして、
それから10時半をまわったころにようやくお出かけ。

渓谷を降りたところにある『オアシス』と呼ばれる場所まで、
下り2時間、登り3時間というトレッキングに挑戦。

Huarazの山で遭難しかかって以来の山歩き。。
懲りずに、軽い気持ちで出発。

小さなカバナコンデの町の端から、Camino(道)が延びていて、

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そこをひたすら道に沿って、山を下っていく。

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素晴らしい景色に感動しながら、BGMを聴きながら、
ウキウキで歩いていく♪
本当に気持ちの良いお天気。そしてきれいな山々。

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とってものどかな山々や田畑を眺めながら、

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少しずつ傾斜の急になっていく山道をくねくねと降りていく。
足場は砂と砂利、そして石、岩。
相変わらず、下りが苦手な私。。
砂利に足を滑らせて、転んだりしつつも、、
下りのスピードに乗って、快調に足を進めていく。

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そうやって、とっても気持ちよく、ゆったりとした気持ちで歩いていたのに、、
馬の横を通ろうとしたら、、思いっきり足蹴にされた!!

こぇ~、、なんだよ、、、この馬。。。
おっちゃんが「ごめんごめん、、この馬じゃじゃ馬なんだよね、、」と。。
早く言ってよ!!そういうことは!!

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蹴られてふっとんで岩に太ももをぶつけ、、負傷。。
まぁ、、痛いけど、、歩けないほどじゃないからよかったけど、、
馬の後ろは要注意ですね。。ホント。
気をつけましょう。。。

気を取り直して、、ちょっと痛い足をかばいつつも、
まだまだ続く山道を下へ下へと下っていく。

途中、コンドルが遠くに飛んでいたり、、

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気持ちの良い景色が広がる場所に出たり。

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馬蹴りにあってから少しペースも落としたので、
既に2時間も砂利と岩で歩きづらい道を下り続け、、
さすがにかなりくたびれてきたころ、、ついに下が見えてきた!

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とはいえ、、下が見えてからも、なかなかたどり着かず、、
やっとオアシスの入り口が見えてきたのは30分ちょっとも過ぎたころ。

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オアシスと呼ばれるその場所には、
簡易宿やキャンプサイトもあって、プールで泳ぐこともできる。
なんかちゃんとした施設だから、入場料とかいるのかな?と思ったけど、
結局、誰にも何も言われず、、プールサイドでのんびり。

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水着を持ってきてなかったので、泳がなかったけど、、
その水の流れを眺めたり、のんびりと持ってきたパンをほおばる。
ふと足を見ると、、茶色だったはずの靴が真っ白。。

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そこで働いているというおじさんと少し話をして、
1時間弱も休憩したら、また出発。
結局、下りで2時間半もかかったし、、早く登らないと、、暗くなっちゃう。。

そして、登りはじめると、、これがしんどい。。
標高が3,000mはある上に、陽射しをさえぎる木はなく、
砂利道からあがる砂埃と乾燥する空気、、ただでさえ薄い酸素。。
ちょっと登るたびに、心臓が悲鳴を上げる。。

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これは、、登り、4時間くらいかかるかも。。
残り少ない水を少しずつ飲みながら、、
短い休憩を何回も挟みながら、どうにか足を進めていく。

途中で、アレキパから来たという男の子2人にあって、
その子たちと一緒に話をしたりしながら、歩いていく。
アレキパから5人グループで来たという彼らの他の友達3人は、
はるかかなた後ろを歩いているらしく、
その子たちを途中途中で待ちながら進んでいく。

追い抜いたり、追い抜かれたりしながら歩いていたものの、
あまりにすぐに息を切らせてぜぇぜぇ言ってる私を心配して、
その子のうちの1人、Hectorが一緒に歩いてくれた。

歩いてる間は話せないんだけど、休憩のたびに、
2人でいろんな話をしたり、スペイン語を教えてもらったり。
Hectorは弁護士を目指してお勉強中の22歳。

クスコで生まれ育って、アレキパの大学に行っていたという彼は、
話をしていても、本当に話題がいっぱいで楽しい。
私を気遣って、ペースを落としながら、休憩をいっぱい挟みながら歩いてくれて、
2人で「あとちょっと!」「がんばろう!」と励ましながら、歩いていく。

2時ごろから登りはじめ、、頂上に着いたのは夕方6時近く。
やっぱりたっぷり4時間かかったけど、、Hectorのおかげで、
とっても楽しい山登りになりました♪

すっかり暗くなって、寒くなったカバナコンデの町に、
くたくたになってたどり着いた私たち。
公園でしばらく話して、「またね!」と別れ、それから宿へ。

熱いシャワーを浴びると、、あちこちに痛みが・・・。

ワラスや他の山もきつかったけど、、今日の山歩きもかなりきつかった。。
乾燥した砂利道+岩っていうのは、とにかく歩きづらい。
陽射しをさえぎる木々がないっていうのが大きかった。。

少ない水を節約しながら飲んでいたので、、、
異常な喉の渇きは、、なかなか癒えず、、
町についてから、寝るまでに水を1リットル以上飲んでました。。

朝出発したときの気軽な気持ちとは裏腹に、、
馬に蹴られるわ、、相変わらず下りで転ぶわ、、
呼吸はしんどいわ、、喉はかわくわ、、、で、
かなり過酷なトレッキングになったんだけど、、
でも、やっぱりゴールにたどりついたときの達成感は良い!
それに、Hectorたちのおかげで、すっごく楽しい時間も過ごせた。

本当に良い一日でした♪

明日こそ、、早く起きて、、コンドル。。。多分。。。