Free and Easy

~旅たび、世界へ!~

穏やかな時間。

この小さな河港がこの町を発展させてきた。

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朝ゆっくり起きると、のんびり街歩きに出かける。
陽射しは強いけど、太陽が雲に隠れるとすごく涼しい。
暑くもなく、寒くもなく、ちょうど良い空気。

パラグアイ川までは、宿から歩いて10数ブロック。
のんびりと午前中の散歩を楽しむ。

青い空、白い雲、赤土の道、そして緑。
やっぱりパラグアイといえば、これ。
そんな感じののどかな街並み。

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河港には、おじさんたちが集っていて、
せっせと仕事している人もいれば、
のんびり座り込んで、テレレを飲みながら、
私に向かって「おー、韓国人か?日本人か?」なんて、
声をかけてくるおっちゃんたちもいる。

今でもきっと、この町にとっては大事な河港。
こんな危なっかしくて大丈夫??と不安になるような小さい船に、
食料品なんかをいっぱい詰め込んで、停泊していて、
要領がいいのか悪いのかわからないような感じで、
荷物を詰めたり、降ろしたりしている。

南米を旅してると、、
そんなやり方じゃなくて、もっと違うやり方が・・・、
なんて思うことは、しょっちゅうある。
ていうか、、それ、無理でしょ、、みたいなことを、
私の想像を超えて、簡単にやってのけたりするし、
そんなんでいいの???っていうくらい大雑把かと思えば、
それ、、意味あるの??ってことに、すっごく時間をかけたりする。

そもそも、日本人ほど、時間に追われてる国なんてないんだから、
私の価値観とこっちの人たちの価値観が違うのは当たり前。

なんでも便利すぎるものに囲まれてる日本の生活と、
あるもので代用しながら、「どうにか」だったり、
びっくりするほど「うまく」だったり、やりこなしていくこっちの人の生活。

物が揃ってなくて、整備もされてないだけに、
人と人が協力しあったり、考えを出し合ったり、
ときには、ちっちゃなことでケンカしあったり、
下手に焦らずにのんびりいこうぜ~、、的な雰囲気になったり、
そういうのって、見ててちょっといらつくときもあるけど、
でも、なんとなく「いいなぁ、、」とも思ってしまったりする。

そして、、「私たちは恵まれた生活の中、
失くしてしまったものも少なくないんじゃないかなぁ、、」
なんて素直に思ってしまったりする。

もちろん、どっちが良いなんて、決められないし、
自分がいる環境で自分がどう動くか、ってことだけど、
少なくとも、旅をしながら、こういうことを感じることができること自体が、
すっごく恵まれていて、幸せなことだなぁ、、って思うし、
それをちゃんと自分に、まわりに、活かしていきたいなぁ、、
なんて、そんなことを考えたりもします。

川辺のベンチに座って、アリんこと格闘しながら、
のんびり作業を見つめて過ごす時間。

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とっても穏やかで良い時間。

いまだに馬車が走るこの町の空気は、
なんだか、その馬の足音のリズムみたいにのんびり。

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ガイドブックにもあんまり載ってないし、
これといった見どころがあるわけじゃないけど、
パラグアイののんびりした空気が、
一番「らしく」出てる町な気がします。

う~ん、、パラグアイは、どこいってものんびり。
嬉しくて、困っちゃう。

楽しい日々です。