最後の日、歩きなれた道を歩き回って、目に焼き付ける。
サルバドールとお別れの日。最高のお天気。
朝、おおかた荷造りを終えると、
お世話になった宿のナーバにお金を払い、
そのまま夕方まで鍵も部屋も使わせてもらえるご好意をうけて、
のんびり歩いて、旧市街の街並みを散策。
毎日のように、急な坂を上って、下りて、、
あっちこっちの小さな路地を歩きまわって、
これでもか!っていうくらい満喫した街並み。
いきつけだったチョコレートのカフェとか、
お祭り期間中、よく通った小さな広場とか、
思い出がいっぱいの街並み。
7月にはいってから、少しずつ増えてきた観光客の姿は、
今日の日曜にもぐんと増えて、ちょっとした観光シーズン到来。
最後の街歩きを楽しんで、一旦宿に戻って、
しばらく出来ないであろう自炊で野菜ラーメン。
同宿でお世話になったこーいちさんやランギやマリオネッチとも、
なんだかあまり実感がないまま、お別れの挨拶。
だって、、また会えそうな気がしてしまう、、、
というか、、私がまだ出る実感ないのかも。。
3時をまわったころには、ナーバに鍵を返して、お別れ。。
ナーバをアブラソ(ハグ)をして、「バイバイ!ありがとう!」と言ってしまうと、
あー、、なんか、私、ついにでるんだなぁ、、って。。。
一気にさみしさがこみ上げてきたり。。
肩に食い込む重い荷物を背負って、
坂道を歩きはじめると、近くのバーのおじさんと会って挨拶。
いつもタバコを買う商店のおっちゃんと挨拶。
ペロリーニョの太鼓屋のおじさん、宝石屋のおじさんと挨拶。
その先の通りで、店を出してたアルテサニアの友達たちと遭遇。
みんなに「ホントに行くのか??」「どこいくんだ?」「俺もつれてってー」
「お、靴はいてるじゃん、めずらしー」「荷物重そー」と、、
一気に話はじめて、、一旦休憩。
どうにかみんなとの話を終えて、別れの挨拶をして、
また、荷物を背負って歩きだしたら、、
友達が追ってきて、荷物を持って、バス乗り場まで来てくれるという。
その荷物の重さにはさすがにびっくりして、、
多分、ちょっとくらい後悔してたと思うけど、、
「この重さじゃ、強盗も荷物を置いてっちゃうよ!」
「確かに!」と大笑いしながら、、ジェズス、セー広場を通って、
ラセルダエレベーター近くのバス乗り場に到着。
多分、30kg近くある私の重すぎるバックパックを私に戻すと、
バスを確認してくれて、「またもどっておいで!」と笑顔で見送ってくれた。
今日一日で、何度ももらった「Boa Viagem!(良い旅を!)」という一言。
みんなの気持ちが嬉しくて、さみしかった。
ひとり、バスに揺られていると、やっぱりさみしさがおそってきた。
だけど、それ以上に楽しかった思い出が頭に浮かんだ。
「ほんと、楽しかったぁー。。。」
そんなしあわせなため息をついて、
別れを、旅立ちをかみ締めたら、
次の場所への期待も気合も充分。
きっといつかまた戻ってこよう。
さぁ、次の街も楽しんじゃおう!!