Free and Easy

~旅たび、世界へ!~

Paine Grande。そして、Grey氷河へ。 Paine Trekking [2]

あの山々へ!本格トレッキング開始。

f:id:soutdoors:20170411141857j:plain

 

 


朝、8時すぎに寝袋から這い出すと、、
外は今日も少し雲が残るものの、良いお天気。

f:id:soutdoors:20170411141915j:plain

朝食にオートミールを食べて、荷物をまとめたら、
早速、今日の最初の目的地、通常の『W』スタート地点である
Paine Grandeへ向けて3時間ほどのトレイルを歩きだす。

雨が降っていた昨日とは違って、少し歩きやすいものの、
風をさえぎるもののない草原の中は、風が強い。。
でも、トレイルのはるか向こうに見える山々を目指して、
ゆっくり、しっかりと足を進めていく。

f:id:soutdoors:20170411141923j:plain

太陽は雲に隠れたり、顔を出したり、、といった天気だけど、
陽の光を浴びた草原には、かわいい植物がいっぱい。

f:id:soutdoors:20170411141931j:plain

1時間半も歩くと、少しずつ森の中へはいっていき、
徐々に登り降りを繰り返すトレイルがその傾斜をあげていく。

まだまだ元気とはいえ、、10kg以上の重い荷物を背負っていると、
やっぱりかなりしんどくて、、足は少しずつスピードを落としていく。。
それでも、、、森の中のトレイルはやっぱり気持ちが良い。

f:id:soutdoors:20170411141940j:plain

登り降りを繰り返しながら、少しずつ高度をあげていって、
森の中から、青い青い湖が見えてくると、、

f:id:soutdoors:20170411141946j:plain

その景色に励まされて、また少し元気を取り戻しながら、
一歩一歩、足を進めていく。

太陽が顔を出すたびに、きらきらと輝く湖面、
そして、、その後ろにそびえる美しい山々。。

f:id:soutdoors:20170411141953j:plain

何度も、何度も足を止めて、
その眺めを楽しみながら、、荷物の重みに苦戦しながら、
とにかく前へ前へと進んでいく。

f:id:soutdoors:20170411142001j:plain

みわちゃんも私も、山は自分のペースで歩くのが好きなので、
お互い、最低限の生存確認はしつつも、
自分のペースで自分のフィーリングで自由に歩いていく。

ずーっと一緒に歩いていくわけじゃないこの感じが、
私たち2人には、とっても心地よくて、楽しい。
本当に良いパートナーといったかんじ。

お互い、サバサバ言いたいことは言い合うし、
それぞれが自己主張もしっかりあるけど、
ちゃんとお互いに気をつかったりもして、、
われらながら、、すっごく良いコンビじゃないかと。。笑

この日はみわちゃんがかなり先を歩いて、
私は少し遅れて、、でも、どうにか4時間弱でPaine Grandeに到着。

f:id:soutdoors:20170411142013j:plain

ここは、船が着くということもあって、
かなりしっかりとした施設があるポイント。
テントサイトは有料で4500ペソ(900円)。

f:id:soutdoors:20170411142020j:plain

早速、そのきれいすぎる売店をチェックして、
そこらの宿よりきれいなトイレにいって、、
軽く、パンとチーズとサラミでお昼を食べたら、
次のポイント、Refugio Greyへ向けて出発。

Refugio Greyまでは、さらに森の中を行き、登り降りを繰り返していく。
慣れない重い荷物を背負った山歩き。
途中、途中、かなりしんどい場面もあったけれど、、
そのたびに足を止めて、顔をあげると、、
周りに広がる景色が、、本当に私を元気づけてくれる。

f:id:soutdoors:20170411142033j:plain

Lago Greyという湖を左手に眺めながら、
どんどん森の中を歩いていくと、、
その先にあるGlaciar Greyという氷河から、
そのかけら(?)が流れついていたりして、、

f:id:soutdoors:20170411142041j:plain

その不思議な光景に興奮したり、感動したりしながら、
力をふりしぼって、山を登っていく。

いつもひとりで山歩きしてたから、、
あんまりペースを考えたりすることってなかったんだけど、
今回、はじめて人と一緒に歩いてみて、、
自分の背の低さとか、、足の短さを思い知ったかも。。
うすうすは感じていたけど、、10cmも違わないみわちゃんとでも、
その歩幅、スライドが全然違う。。

岩場や階段っぽい場所じゃなければ、
この私の短い歩幅でも、歩数でカバーできるんだけど、、
大きな岩がごろごろする場所なんかだと、、
どうしても、手をついたり、しゃがんだり、
飛び跳ねたりする必要が出てくる私。。

この背の低さと足の短さに、、ちょっと恨めしさを覚えつつも、、
とはいえ、、私は私でがんばるしかない!と、
いろいろと試行錯誤しながら、『山歩き』と向きあう。

Paine Grandeから歩きはじめて、2時間も経ってくると、
重い荷物は腰と肩、そしてひざに更なる負担をかけてくる。。

それにしても、、よくがんばってるよなぁ、、
なんて、景色を眺めながら、感慨にふけったり。。

f:id:soutdoors:20170411142100j:plain

きれいな川で冷たくておいしい水を汲んで、
その自然の恵みをしっかり吸収したり。

f:id:soutdoors:20170411142109j:plain

朝から歩き続けること、約8時間。

冷たい小雨と風が吹く中、ようやくRefugio Greyへ到着。

ここから更に1時間半くらいのところに、
無料のキャンプサイトがあったんだけど、、
疲れもあるし、明日もあるし、、ということで、今日はここまで。

テントを建てて、ごはんを作ったら、
もってきたラムで乾杯♪

f:id:soutdoors:20170411142121j:plain

Refugio Greyは、有料キャンプサイト。3500ペソ。
売店、トイレ、洗い場、そして、なんとシャワーまである。

湖のほとりの景色を楽しみながら、、
夕暮れ空の下、ラムをいっぱい飲んで、、

f:id:soutdoors:20170411142129j:plain

この日も気持ちよく熟睡。。

山っていいなーー、、ほんと。