活気ある市場裏の船着場では、みんな忙しそうに動き回る。
今日はちゃんと早起きをして、しっかりご飯を食べると、
張り切って、マナウスの街歩きにお出かけ。
マナウスの街自体は、そこまでの見どころもなく、
ほとんどの人はアマゾンのジャングルへ出かける、、
なんて、ガイドブックには書いてあるけれど、、
正直なところ、、私、あまりジャングル興味ないです。。
もちろん、行ったら行ったで楽しいんだろうけど、、、
別に爬虫類とかアナコンダとかそこまで見たいと思わんし、、
何より、めちゃめちゃ虫にかまれそうやし。。
このところ、トメアスーの農場見学やら、
多分ベレンの宿でのベッドダグやらで、、足が虫刺されでボコボコ。。
痒くて痒くて、、この暑さと湿気。。
その上、、ジャングルでまた虫に刺されたら、、
私、発狂しそうになるかも。。
そんなこんなで、、ジャングルツアーやアマゾン側ボートツアーについては、
軽く話を聞いて「高いなー、、これで虫に刺されに行くのかぁ、、」という印象を持ったのみで終了。。
ジャングルより、むしろ山歩き派!の私は、
とりあえず今日、Manausの街をぶらついて、
明日には、ベネズエラに向かおうかな、、と思っているのです。
まずは宿から市場に向かって歩き出す。
市場の先には、たくさんのボートや大型船が停泊していて、
アマゾン河流域の小さな町などへ向かう船がいっぱい。
船のチケットをさばくおっちゃんたちは、
「俺たちを撮れ!」としつこい(苦笑)。
見た目がかなりエグイ川魚が並ぶ市場をぶらついたり、
その市場の隣にある食堂でジュースを飲んだり、
マナウスの活気ある港市場を満喫。
町の中心にある広場に向かうと、
みやげもの屋や、日用品や雑貨を並べる露店が並ぶ。
その近くには、大きなフェリーターミナルもあって、
街中は人と車、バスでいっぱい。
フェリーターミナル前の廃墟は、
なんとなく雰囲気があって、素敵。
夜見たら、怖そうだけど・・・。
車がひっきりなしに走っていく、
近距離バスターミナルの脇を通って、
セントロの広場に着くと、、またひとやすみ。。
とにかく暑いマナウスの街。
休憩しつつ、水分をとりつつ、歩いていかないと、
すぐに暑さにやられてしまいそう。。
広場の教会に続く階段の木陰で休憩。。
それから、さすが大都会マナウス、、
といった雰囲気の市街地を歩いていく。
大きな建物が並び、冷房の効いたブティックが軒を連ねる大通りを、
あちこち冷やかしながら、歩いていくと、
見えてきたのは、コロニアル調の大きな建物。
この向かいにあるのが、アマゾナス劇場。
ドームを備えたその建築物には、さすがに感動。
蒸し暑いマナウスの街の中でも、
この劇場前の広場だけは、なんだか広く爽やかに感じられる。
このあたり一帯だけは、まるでヨーロッパ。
かつてヨーロッパ人たちが、このマナウスに、
ヨーロッパの生活水準を求めて、建てた、、と言われるこの建物。
ヨーロッパ人たちの野心と常に富と名声を求める姿勢が、、
この美しい街並みの一帯に、現れている気がする。
きれいなのはもちろんきれいだけれど、、
これを建てるために、、搾取された多くの奴隷の人々、
そして、根こそぎ取り去られたであろう、この土地の資源、、
そんなことを考えると、、ちょっと恐ろしさすら感じてしまう。。
土地を開拓して、侵略し、資源を根こそぎ持っていって、
富を得たら、自分たちの文化をそこに是が非でも植え付ける。
南米のかわいいコロニアルな街並みを眺めるたび、
無数にある美しい教会を見るたびに、、
その建築物の素晴らしさに関心するとともに、、
その背景にある歴史や搾取された人やものについて、
そのヨーロッパ人のかつての姿勢について、考えてしまう。。
ここは、、いつも以上にそんなことを感じさせる場所でした。。
そうやって、マナウスの街を歩いたあとは、
お昼もまわったので、腹ごしらえに。
宿の近くのレストランで魚フライ定食。
ナイフとフォークで魚をさばくって、、
本当に難しい。。特に、こんな骨いっぱいの川魚。。
ナイフとフォークに悪戦苦闘しながらも、
おいしく川魚をいただき、大満足♪
さぁ、、明日、出発の準備でもしようかな。