El Nevado del Ruiz(5325m)は、Colombian Andesの中でも一番大きく高い火山。
Manizalesに来たのは、この山に登るのが目的。
5000mを超える山に、なんと1日のツアー参加で挑戦できてしまう。
宿を朝7時半に出るはずのバスは、少し遅れて8時前に到着。
同じ宿から、同じ日に10人近く参加してた。。
バスに乗り込むと、すでに席はかなり埋まっていて、
なんと総勢23名の参加。そして、プラスガイド1名という大所帯でツアー催行。
バスが走り出すと、ガイドの女の人が注意事項を説明。
水をいっぱい飲むことと、少しずつあがっていく標高に慣れるために、バスの窓は開けたほうがいいということ、標高が高いところでは消化が遅くなるので、ご飯はあまりいっぱい食べないこと、、などなど。
にしても、、こんな大所帯で、こんな気軽に5000mに挑戦できてしまうなんて、びっくり。
Manizalesの町を離れて、ゆっくりゆっくり山を登ってバスは最初の目的地へ。
Laguna Neguraという湖を見渡せる小さな山小屋で朝ごはん。
窓を開けていたバスはすでにすっごく寒くって、ここで思わず売っていた手袋を購入。
この日はあいにくのお天気。
小雨が降ったりやんだり。霧がかかっていて、景色は真っ白。
とにかく寒くって、ここで持ってきていたダウンジャケットにレインジャケット、レインパンツを着込む。
寒いのが苦手な私は、ズボンの下にタイツを着込んできていたし、
上も保温性のある薄いシャツを2枚も着込んで、さらにパーカー。
その上にダウンとレインジャケットだから、なんだかもうモコモコ。スキーウェアみたいだ。
おいしい朝ごはんをとり終えると、またバスでゆっくり登っていく。
到着したのは、Parqueの入り口。
ここで、このParque Nationalについての説明を受ける。
説明してくれたおじさんは、かなり早口で難しい単語ばかりだったので、、
実はほとんどわからなかったんだけど、、とりあえずここからまだ11kmくらいバスで走って、
4800m地点まで行き、そこから5125mまで登ることになるということ。
少しずつ、ゆっくり慣らしながらとはいえ、、既に4000mを超えている。
説明を聞きながらも、少し心臓の鼓動が早くなっているのを感じる。
水をいっぱい飲みながら、またバスに乗って、登山開始地点へ。
4800mの地点について、少し休憩したり、写真を撮ったり。
既に4800mということで、ここで見られる草や花は、
いままでに見てきたものとは、ちょっと違う。
冷たい冷たい小雨が降りしきるなか、『Vamos despacio!』というガイドの声を合図に、
ゆっくりゆっくり歩きはじめていく。
ゆっくりしたペースなので、そんなにつらいことはないけど、
やっぱり標高が高いので、無理は禁物。マイペースでのんびり登っていく。
途中、雪やみぞれが降ったりして、、どんどん寒くなっていくのを感じつつ、
一歩一歩、確認しながら、踏みしめながら歩いていく。
今、コロンビアは夏の時期ということで、私たちが登っていく道には、
そんなにたくさんの雪が積もってはいなかったけど、
少し見回すと、岩肌に真っ白な雪が広がっているところも。
風と雪や小雨、みぞれが降りしきる中、登ること1時間。
ついに5125m地点に到着!!
やった!!!
雪(みぞれ?)が結構降っていて、寒さがきついから、そんなに感動に浸る暇もなく、下山開始。
天気がよかったら、もっともっと景色とかがきれいだったんだろうけど、
こんな雪の中の登山もそれっぽくて、良いかな♪
下りでは、ぬかるんですべったりしたけど、、あっという間に4800m地点まで戻っていた。
少し休んだら、バスに乗り込んで、お昼ごはん&温泉!
もう下りだからいいのかな?って期待してたんだけど、、
やっぱり下りもバスの窓は開けたほうが良いとのこと。。寒い寒い中凍えつつ、、うとうとしつつ、、走ること1時間くらい。
念願のお昼ごはん!
そして、温泉!!!!!!!Termales!
ご飯を誰よりも早く食べて、水着に着替えて、温泉へ!!
最高です!!!!
硫黄のなつかしい臭いがする温泉につかって、ぽかぽか。
靴下までしみこんでいた雪や雨のため、足先が冷えて冷えて、、凍えていたのに、
温泉のおかげで生き返りました!!
コロンビア人や欧米人は熱くてあまり入れないでいるのを横目に、
日本人の私やタケナカさんは、温泉を大満喫。
ぽかぽかになった体を冷やさないように、またいっぱい着込んで、
遠足のおわり。バスに乗って、Manizalesの街へ帰る。
心地良い疲れを感じながら、赤ワインとクラッカーとチーズで、
のんびりゆっくり、思い出話をしながら、夜が更けていく。
人生で一番高い場所まで行ってきた1日。
本当に最高でした~!!