Free and Easy

~旅たび、世界へ!~

日本人として。

「日系人」「移民」について、知ること。

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今日は、朝からフェデリカたちとアクセサリーグッズの交換会。
お互いに持っていない色の糸やビーズなんかを交換して、
気がついたら、もう昼過ぎ。

のんびりミラ・フローレスに向かい、
今日は昼と夕暮れどきのミラ・フローレスを散策。

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昨日、ウォルターにも聞いていたけど、
ミラ・フローレスはお金持ちのペルー人と外国人のための場所。
大きなデパートやきれいなショップが建ち並び、

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街行くひとたちも華やかで、旧市街とはまったく違う雰囲気。
「ペルー」らしさはほとんど感じられず、、
私はやっぱり旧市街が好きだな、、なんて思いながら、
とりあえず海沿いの大型ショッピングモールをぶらっと歩いて、

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マレコンにある公園から夕日を眺める。

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夜になるとますます人が増えてくるミラ・フローレスの中心部。

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それからウォルターの事務所へタクシーで向かう。
日系人が多く住むエリアにあるそのオフィスは、とっても広くて大きい!
ウォルターは騒音コンサルティングのような仕事をしていて、
防音壁などが必要なコンサートホールやバーなどのプロデュースをしている。
そんな彼のオフィスで働く日系3世の具志堅エレナさんが私を迎えてくれた。
日本語も少し話す彼女は、15年ほど前に日本の建設会社で2年間ほど研修を受けていたという。

今日はそんな彼女とウォルターと3人で、日本食料理屋さんへ。
おなじくマグダレーナというエリアにあるそのお店は、
お金持ちそうなペルー人や外国人でいっぱい。
「いらっしゃいませ」という声を聞きながら、店に入っていくと、
そこの板前さんたちはみんな日系人。

おいしい日本食をいただきながら、彼女といろんな話をする。

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彼女のおじいさんとおばあさんが日本からペルーに渡ってきたときの話、
そして、第2次世界大戦中に迫害を受けた話、
これまで日系の人たちがどんな風に暮らしてきたのか、、などなど、
恥ずかしながらも、知らないことばかりで、、
本当に勉強になったし、興味深い話ばかりだった。

「日本人よりも日本人らしい」
そんな風に感じさせられる彼女のおばあちゃんの盆栽や折り紙。
この遠く離れたペルーで、助け合いながら、守りながら暮らしてきた日系の人たちの文化や社会。

「日系人」や「移民」という言葉やその意味は知っていたけれど、、
その歴史や実際の生活や文化、、そういうものを知る機会って、
これまでにはまったくなかったといっても過言ではない。

一言では片付けられない、いろんな結びつきや歴史を知ることができた。

コロンビアでたまたま出会ったウォルターを縁に、
まさかこんな素敵な出会いが待っているなんて。

ひさびさに箸とお茶碗で懐かしい日本食。
またもご馳走になってしまいました。。
いつか日本で、今度は私がご招待したいです。。

彼女の車で、彼女がオーナーを勤めるミラ・フローレスの中心部にあるカラオケバーへ。

その建物もウォルターの会社が設計していて、防音設備されている。

初ピスコ・サワーをいただきながら、
大盛り上がりのカラオケを楽しんで、、
彼女の車で宿まで送ってもらったのはもう夜中の2時。

本当に楽しい時間を過ごすことができました。
ほんとうに感謝・感謝です。。

自分の無知を痛感しつつも、、こうやって自分自身で、その空気や文化や歴史を感じられることができたことに、
旅の出会いの素晴らしさを改めて感じざるにはいられない、、そんな夜でした。

日本人として、自分の国の歴史や文化を知る。
そんな当たり前だけど、、大切なこと。
こうやって旅に出て世界を見ることで、
さらにさらにその大切さを実感します。