2010年、初泣き。
怒涛の年越しを終えて、一日のんびりしたら、
3日には、ひとり、自転車を借りてみました。
自転車でイースターを回りたい!ってのは、
最初っから考えていたし、Rano Kauという火口湖は、
ぜひ、自転車で行って、ひとりで観たい!と思ってました。
みんなでわいわいっていうのもすっごく楽しいけど、
自然や遺跡はやっぱりひとりで浸りたい。
夕方から自転車を借りて、いざRano Kauへ!
さっそく、方向を間違えて突っ走ったりしつつ、、
方向修正をして、、Rano Kauへ向かって自転車をこぐ。
町を抜けると、、すぐに海が見えたり、山が見えたり、、
この青い空と海、緑。太陽の光がきらきら反射する感じ。
これだけで、、もう、、トリハダ。
私、、もう1年3ヶ月も旅してるけど、、、
いまだに、、こんな風に感動の瞬間が絶えない。
なんて、、幸せ者なんだろう。。。
幸せいっぱい感じながら、、でも、、上り坂でひぃひぃ言いながら、、
ゆっくりゆっくり坂を上っていく。
道は悪いし、、ギアはチェーンがはずれるのが怖くて、変えられないし、、
ちょっとの坂道でも、、自転車はまったくこげず、、
結局、のぼりは70%ひいて、歩いて登ることに。。
トレッキング大好きだし、帰りは楽しい!と思えば、頑張れる。
それに、、この景色!
少しずつ山を登っていくと、、眼下に見渡せる海と街。
そして、海に空。
素敵すぎる景色とシチュエーションに、、
汗だくで疲れきってるはずの私だけど、、
テンションは上がっていく一方。
誰も自転車で上ってる人なんかいなくって、、
みんな車やバイクですれ違うたびに、「がんばれ!」なんて声をかけてくれる。
そして、、1時間半くらいでついに「Rano Lau」と描かれた看板を発見!
自転車にチェーンロックをすると、、
その展望台へ駆け上がり、、、絶句。。
言葉なんて、出てこなくって、、
ただただ、、全身で感動。
頭で考えるっていうより、、身体が反応してる感じ。
なんだろう、、気持ちよくふいてくる風とか、
目の前に急に広がった、素晴らしい景色とか、、
そういうのが、、全部、、はまった。
自分でもびっくりするくらい感動して、、
気がついたら、号泣してた。。
そのまま、、その展望台で感動にふけって、、
音楽を聴きながら、ぼーっと30分くらい座っていたと思う。
サンチャゴから来たというおじさんに話しかけられ、
さらに奥の方までいけるということなので、
そのまま展望台から、小さなトレイルを歩いていってみることに。
火口湖の周りには、トレイルが延びていて、、
途中、途中に、小さな展望スペースがあったりする。
このトレイルを歩いていくと、、オロンゴの村落遺跡の入り口がある。
きれいな青。そして、空に広がる雲。
オロンゴの遺跡を少し散策したり。
日が少しずつ傾いてきらきら光る海面をぼーっと眺めたり。
本当に幸せな時間。
ゆっくりとまた火口湖の周りを歩いて、、
最後の最後まで、、その景色を楽しみながら、、
来た道を戻っていく。
離れがたい、、この景色。。
大大大満喫の火口湖見学を終えて、
ブレーキをめいっぱい効かせながら、、
穴ぼこだらけの下り道を自転車で走り降りていく。
帰りはあっという間。
ブレーキの握りすぎで、、手がしびれたけど、、
風を切って、走り降りる感覚が本当に気持ち良い!!
街の近くにある鳥人洞窟にも寄ってみる。
洞窟の中は暗くて、、なんだか恐ろしい。。
でも、、この崖ぎわに波がざざ~ん!って感じ、
なんとなく、地元の日本海の海と似ていて、、
懐かしい気持ちにもなったりする。。
近くでつりをしてる親子と話をしたりしつつ、、
一旦、宿に戻って、ビールを1本飲んだら、、
次は、夕日を観に町の北にあるモアイ Ahu Tahaiへ。
みんなが夕日を観に来るポイントから、
さらにもうちょっと奥にぽつんと立つモアイを見るべく、
草むらの中を自転車で走っていく。
もう少しずつ暮れ始めてきている日ざしが、
その黄緑の草に反射して、、まるで黄金の原っぱ。
なんか、、びっくりするくらい完璧な雰囲気。
ちょっと素敵すぎて、、こわいくらい。
どんどんと日は傾いていって、、
少しずつ、、空が赤味を帯びていく。
真っ暗になると、、足元も見えなそうなので、、
少しずつみんなのいる夕日ポイントへ戻りつつ、、
ひとり夕暮れ時の空を楽しみつつ、、歩いていく。
草むらに反射する太陽の光が好き。
海に延びる太陽までの光の道が好き。
そして、、ちょうど、、モアイのそばに着くと、、
真っ赤な太陽がモアイの後ろ、海に沈みはじめた。
眩しすぎて、観ていられないくらい、、
オレンジ色の太陽が周りを真っ赤に染めて、、
海に沈んでいく。。
最高の一日の終わり。
幸せすぎます。こわいくらい。