ゆったり流れるパラグアイ時間。大好き。
真っ青に広がる空に、白い雲。
陽射しは強くて、、暑いんだけど、
苦しい感じがしないのは、この街のゆっくりした雰囲気のおかげ。
何をするでもなく、のんびり街を歩く。
川沿いの公園には、かわいいオブジェもあったりして、
濃い青の空によく映える。
チリ、アルゼンチンはずっとドミだったし、
結構、人と一緒にいることが多かったから、
ひとりの時間が新鮮で、楽しい。
街を歩きながら、声をかけてくれる人たちと挨拶を交わしたり、
買い物にいったお店で世間話をしたり。
散歩道は、いつも川沿いにある大統領官邸前の公園まで行って、
また違う道から、のんびり帰る、、というもの。
大統領官邸の前の川辺には、スラム街が広がる。
家畜の豚がのんびり草を食べているそばで、
子供たちが元気にサッカーをしたり、
おじさんたちが川に釣り糸をたらしている。
立派な国会議事堂の前も、
ずっとスラム街が川辺に沿って続いている。
やっぱりスラム街の周りは、少し警戒する。
だけど、、そこに暮らす子供たちの元気な様子を見ると、
なんとなく、目が離せなくなってしまう。
ここに住んでるおばさんが「気をつけなさい」と声をかけてくれたり、
おじさんたちが「調子はどうだい?」なんて笑顔で挨拶してくれる。
スラム街を見ると、正直、なんだか後ろめたい気分になったりする。
だけど、目を逸らすんじゃなくて、
奇異なものを観る目で見るんでもなくて、
あるがままに見て、自分なりの関わり方をしなきゃなぁ。
のんびりしたお散歩のなか、
そんなことを考えてみたり。
近くの旧鉄道駅を通って、宿へ戻ってく。
都会だけど、都会すぎず、
なんだか、あったかい空気が流れるこの街。
なんともいえず、ほっとしてしまう。
旅のなかの休憩地点。
ゆっくり、のんびり、じっくり。
楽しい日々です。